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身も心も  盛田隆二  光文社

2011.07.28 Thu
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はじめて読む作家だった。
6人の作家が同じテーマで競作するシリーズの一冊で本当は白石一文の
「翼」を読もうと調べているうちに知った小説だった。
避けては通れない老いとどう向き合っていくのかが
読んでみようというきっかけになった。

妻を数年前に脳梗塞で亡くし、息子夫婦と同居している主人公・礼二郎は、
家を出たがらない75歳。家族の者から背中を押されるようにして
参加した絵画サークルで、11歳年下の岩崎幸子と出会う。
なんとなく惹かれあう2人だったが、幸子にはとても1人では
抱え切れないほどのつらい過去があった……。
 小説は、前半、2人の恋を中心に動く。
手を取り合うだけで幸福感に満ちる逢瀬。
だが幸子が自分の過去を打ち明けるあたりから、小説は別の世界へ移行する。(HPの記事より。)


今までは、現実味を持っていなかった老いということを
身を持って知る・・・そんな小説だった。
主人公のように恋愛というスイッチが入ったことによって
生き生きとすることができること、それはまさしく希望であり、生きがいなのだろうと思う。
ただ、忘れるということ、呆けるということ、そんな怖さが身に沁みる小説だった。
愛する人とどこまで一緒に居られるのか、・・・そんなことを
考えると不安でいっぱいになるのだろう。
そんなことを考えてもしかたがないとあきらめて「今」を存分に楽しむことがいいのだろうか?
だんだんと老いていくからこそスイッチをOFFにすることなど
できないのだろうがスイッチがONになっていることさえも
忘れてしまうことのほうが恐ろしいとおもうのだ。
テーマの「死様 しにざま」については私にとっても重要なテーマになってきた。
この後をどう生きるのか!
常になにかにスイッチが入っていることを意識して生きなければ、
簡単に老いてしまうのだろう。
そうならないためにも、これからやってくる「死」ということに
向き合うためにも、己の死様を考えようと思う。

盛田隆二の本にちょっと興味が湧いてきた。
次は「二人静」という小説を読んでみようと思っている。
もちろん、テーマ競作の6人の作家をすべて読んでからになると思うが!
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